突然ですが、楽しい農業講習シリーズを始めたいと思います。
ときどき、僕が真面目な気分のときだけ更新していくシリーズです。
しかも、「楽しく和気あいあい」と学んでいくコーナーです(笑)
固いことは言わずに頭を柔らかくして進めましょう。
というわけで、せっかくなので、僕が研修や本で学んだことをブログに書いていこうと思います。
少しでも農業ブログらしくしていこうと思います。
難しいことを、素人目線で簡単にわかりやすくメモっていこうと思うので、
農業に興味のないお友達も一緒に楽しんじゃおうっ!!
今日のテーマはまずこれでしょう。
第一回「固定種とF1種の違い」
ふ~ん。なんか良くわからなそうですが、要するに野菜の種の話です。
どうやら種には「固定種」というタネと「F1種」というタネの2種類があるみたい。
まあ、他にも在来種、GM種ってのがあるらしいですよ。
僕はね、ここでまず「F1」てどう読むんだよって思いました。
エフイチ?レースのエフワン? ってね。
素人の僕はやっぱり突っ込みがはやいわけですよ。
結局、本を読んでいたら「エフワン」て振り仮名が振ってあったのを見ました。
さて、わかりやすくそれらの特徴をざっと簡単にあげてみますと、
1.固定種とは
長い時間をかけて遺伝的に安定した品種。
2.F1種とは
異品種をかけあわせて作った雑種(交配種。一代雑種。)
3.在来種とは
地域の気候、風土に適応した伝統野菜や地方野菜の種
4.GM種とは
遺伝子組み換えされた種。
というわけです。スーパーに売っている僕たちが見慣れている野菜はF1種だそうです。
固定種の野菜というのは、
一昔前、15年ぐらい前までは普通にホームセンターなどで種が売られていたそうですが、
今ではホームセンターで売られている種はほとんどすべてがF1種だそうです。
固定種の種は今ではもうほとんど売られていないそうですよ。
もう少し、固定種とF1種について詳しく見ていきましょう。
☆固定種の利点
1.野菜の味が濃くて美味しい
2.自家採種できる
3.環境適応力がある
4.様々な病気に耐病性を持つ個体がある
5.自家採種を繰り返し、形質や味など好みの野菜が作れる
☆F1種の利点
1.大きさや形が均一
2.毎年種が売れる(逆に農家は毎年買わなければいけない)
3.雑種強勢で生育がはやい
4.特定の病害に耐病性をつけやすい
5.作型や味など流行にあわせやすい
という特徴があるそうです。
大雑把に言うと、固定種は家庭菜園向きでF1種は商業向きということかな。
さて、ということは経済至上主義の現在では、
効率が良い、大量生産、大量消費に適しているF1種は
経済成長の影で日本人の食卓を支えてきたのですね。ありがたいことです。
色々と、雄性不稔の副作用など、まだよくわかっていない部分が多いF1種ですが、
そのおかげで多くの人が農業をやらずとも、野菜を食べることができ、
日本の経済は発展して、今日の私たちがこうして幸せに生きていられるのですから、
まずはそのことに感謝したいと思います。
しかし、僕が作る予定なのは、固定種。
理由は簡単。
僕がやるのは大量生産、大量消費じゃないし。美味しい方がいいから。
大きな家庭菜園をイメージしています。
なので次回は固定種についてをもう少し掘り下げて学んでみようと思います。
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